- 2014年4月30日 15:58
- 日々の思い
韓国のフェリー沈没事故は想像以上の犠牲者を出す大惨事になってしまいました。事情が明らかになるにつれて、危険を回避するためのさまざまな手当てがほとんど行われていなかったことが分かってきました。
まずは事故が起きたときの乗組員の行動が何とも納得がいかないものでした。何をおいても乗客の安全を図ることが海で生きる人間の大原則ですが、15人のうち、12人の乗組員が乗客よりも先に脱出していたというのです。中でも船長は真っ先に一般人を装って海洋警察の船に乗り込んでいたとか。また乗員が非常時の訓練を受けたことがなかったというのも驚きです。荷物や自動車を規定より多く載せて運航することも当たり前のように行われていたとも伝えられます。
この一件を朴政権がどう処理するのか非常に注目されます。こうしたケースを参考にして日本でも同種の仕事をされている人たちには、今回のようなことが起きないように常に万全の態勢を取ってもらえればと願います。人間というのはついついミスをしてしまうことがあるからこそ、それに備えた危機管理体制をとっておく必要があるのです。
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