- 2016年4月14日 17:22
- スポーツ
今年もマスターズゴルフに釘付けになりました。
最終日の前半を終わった時点ではスピース選手の2年連続優勝で決まりだなと思ったのですが、意外なことに10番、11番でボギーをたたいた後、12番のショートホールで池ポチャ。第3打をダフッて再び池へ。結局5オン2パットの7を叩いてトップから滑り落ち、伏兵ウィレット選手に逆転されて2連覇を逸してしまいました。こんなことが超一流の選手たちの間でも起きるものなのだ、ゴルフの勝負はやはり分からないものだと強く感じさせられました。
でもすべてが終わった後のスピース選手のインタビューが感動的でした。「10番、11番でボギーを叩いても今日はまだ2アンダーです。この後あと2つバーディーを取れば優勝は間違いないと思いました。そして12番のショートホールでティーショットを打つ前にキャディーと綿密に打ち合わせをして臨みました。でも実はこの大会に入ってアイアンショットが完璧ではなく不安を抱えていたのです。ドローは良いが、フェイドは良くない傾向があったのです。なのに余り深く考えず、つまり集中力が欠けたまま打ってしまいミスをしてしまいました。思えば2年前も12番でミスをしています。どこかで引き摺るものがあったのでしょうか。やはりつくづく思うのはマスターズで勝つには全てが良くないと勝てないのだと思います」と。
しっかりした口調で語っていました。辛い気持ちを抑えながら、どんな質問にも質問者の方を向き丁寧に論理的にきっちりと答えている姿を見ていてこの22歳の若者は間違いなく偉大な存在のゴルファーになるなと感じました。勿論日本の松山選手も優勝を争える実力の持ち主だと誰もが思ったことでしょう。一流の域に来ていることは間違いありません。あとは超一流のレベルに入るために必要なことを身に着けて欲しいと願うのみです。