競泳オリンピックセレクション②

池江選手の泳ぎに感動した2日目でした。
100mバタフライ
57.77
この種目の派遣標準記録は突破ならずとも、メドレーリレーでの派遣標準を突破していますし、バタフライでのトップであるため、オリンピックはほぼ内定と言えます!(選手権後の会議で決まるので、ほぼ内定とさせていただきます)

闘病生活を乗り越え、我々には想像もつかないくらいの努力をされてきた池江さんの泳ぎには日本のみならず世界の人たちが感動したことでしょう。
また、万全ではない体力も体格も、この記録は国際大会で決勝に残れるタイムですし、夏に向けて個人種目での出場は今後次第ですが、メダル圏内を狙えるタイムですから楽しみです。

池江選手が選手入場の時に、何か言っていると感じたその言葉は「ただいま」だったとのこと。
「おかえり」
これからも池江選手の『リカコスマイル』で世界中を笑顔にしてほしいです!

もう一つ!
男子100m平泳ぎ!
こちらも個人での派遣標準記録突破はなりませんでしたが、佐藤翔馬選手!(準決勝では派遣標準記録を突破)
決勝では、「落ち着きすぎた」とオリンピックセレクションにも関わらず、自分を即座に客観視できる肝っ玉の持ち主です。
彼にも連絡をしましたが、「200m(平泳ぎ)では、確実に突破(派遣標準記録)してきます!そのために200の泳ぎに明日から切り替えます!」となんとも心強いコメントをもらいました。
(※この種目でトップなので、池江選手同様にメドレーリレーを泳ぐ権利を獲得)
男子200m平泳ぎ決勝は、4月7日(水)17:29〜です。

さて、3日目です!
本日の見立て(決勝)は、
男子200m自由形に登場する、松元克央選手。
予選(1.48.49)、準決勝(1.47.61)とタイムを上げてきています。
個人的には決勝までに、もう少し高い記録が欲しい。(自分が泳いできた種目でもありますので、応援する熱も入りますし、コメントも辛口になってしまうことはご理解くださいませ。)
なぜならオリンピックで金メダルを狙っているのであれば、オリンピックを想定したレースをしなければ体が慣れませんし、決勝までの疲労感や課題をオリンピックセレクションで経験しておくことでオリンピック本番に向けてトレーニング計画の見直しができます。したがって、予選は1.46.3-6くらい。準決勝では1.45.1-4。(オリンピック本番でもおそらくこのくらいの争いとなるでしょう)
本日の決勝では、最低でも1分44秒の中盤が欲しいものです。期待しましょう!
200m自由形は、個人種目以外にも、800mリレーの選考も兼ねています。(自由形だと男女100m、200mが800mリレーの選考種目)
リレーのメンバーに誰が入ってくるか楽しみであります。
リオデジャネイロオリンピック400m個人メドレー金メダリストで自由形でも実力者である萩野公介選手、リオデジャネイロオリンピック800mリレー銅メダリスト、前半から積極的なレースをする江原騎士(ないと)選手、高校生の柳本幸之介選手がニューフェイスとしてどんなレース展開をするか注目です!

女子100m背泳ぎでは、中学生から頭角を現し中学生でオリンピック出場をしている酒井夏海選手、小柄ですがスプリント力に自信がある小西杏奈選手、自由形も得意とする白井璃緒選手、200mを得意としていますがこの種目でも代表を狙う古林毬菜選手と接戦が期待されます。
男子の100m背泳ぎでは、ベテラン中のベテラン。私と同じ北京オリンピック代表で戦った、入江陵介選手のタイムに注目です。リオデジャネイロオリンピックのレース後に「賞味期限切れなのか?」とコメントをしていましたが、私はそうは思いませんし、彼ならまだまだ戦えること間違いありません!気持ちも充実してトレーニングに打ち込めていることを聞いているので期待しましょう!

本日の決勝最終種目である、女子100m平泳ぎは、ロンドンオリンピックメダリストの鈴木聡美選手が登場。彼女の持ち前であるガッツある泳ぎに期待したいです。その他、個人メドレーを得意とする渡部香生子選手、今井月(るな)選手も好調です。また、平泳ぎの女王を確立している北島康介選手の門下生、青木玲緒樹(れおな)選手の積極的なレースにも注目です。混戦が予想されます!

さぁ3日目。
皆様もテレビの前で声援を送りましょう!

Smile
Sho Uchida